[2021]Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題- 続報-そんなSSLで大丈夫だった件について
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題って何?
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題をざっくり説明しますと、
「2021年の9月以降、Android7以前の端末はLet’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)を使っているサイトが見えなくなる」
というものでした。
「[2020冬]Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題 そんなSSLで大丈夫か!!」
こちらの記事で詳しく解説しています。
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)って駄目なの?
ダメではありません。
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)は無料でSSL証明書を発行してくれ、SEO的にも問題ありません。
ただ、2021年の9月以降、Android7以前の端末(要するに古いスマホですね)でインターネットを見ようとすると、ページが上手く表示されない可能性があったという話です。
日本ではインターネットを使う人の、大体5%~10%程度が該当するのではないでしょうか。
2024年初頭まで延長
ところが、2020年12月21日に状況が変わりました。
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)については、そこまで焦る必要はなくなったみたいです。
原文はこちらのリンクを参照してみてください。
「Extending Android Device Compatibility for Let’s Encrypt Certificates」
タイトルを直訳しますと「Let’s Encrypt 証明書のAndroid端末互換性を延長する」となります。
記事の内容をざっくり説明しますと、
「2024年までは、Android7以前の端末でもLet’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)を使っているサイトを閲覧できるように延長します」
ということです。
元記事の対象の部分は以下になりますが、
「This new cross-sign will expire in early 2024.」
Let’s Encryptより引用
いろいろな技術的な説明がありますが、そこを省いて説明すると2024年までは大丈夫となります。
日本語では、レンタルサーバーの会社で、「SAKURAインターネット」が詳しく説明してくれています。
「2021年にLet’s Encryptのルート証明書が変更!影響や備えておくべきこととは?」
ちょっと話はそれますが、SAKURAインターネットは技術的な情報を素早く、丁寧に発信してくれます。
レンタルサーバー自体も格安で非常に頼もしい会社です。
ただ、価格と性能が欲しい性能とずれているので、私は利用はしていないのですが…
話をもとに戻しまして、まとめます。
まとめ
2021年9月以降もLet’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)を使っているサイトもAndroid7以前の閲覧ができる。
2024年までは、サイトを閲覧させるために有料の証明書を購入する必要はなくなった。
2024年まで延長させるには、指定された方法をとる必要がある。
以上となります。
最後に
基本的にレンタルサーバーを借りている人は、各レンタルサーバー会社が設定をしてくれるので何もする必要が無いかと思います。
もし、対応していないレンタルサーバーがあるようでしたら、別に記事を上げますので参考にしてください。
私からは以上です。