[2020冬]Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題 そんなSSLで大丈夫か!!
2021/01/03追記
[2021]Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題- 続報-そんなSSLで大丈夫だった件について
Let’s Encryptより新しい情報が来ています。
ある日、自分が作ったサイトを見ることができなくなったらどうしますか?
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題を適切に処理しないと、そんなことが現実におこります。
これからサイトを作る初心者や、作ったばかりの人などは、自分のサイトには関係ないとおもっていませんか?
実は、意外と関係しています。
むしろ、これからレンタルサーバーを借りる人は、このことを知らないと大きく損をしてしまいますので、必ずよく読んでからレンタルサーバーを決めるようにしてください。
おススメレンタルサーバーの結論だけ知りたいかたはここを参照してください。
[2020秋]これからアフィリエイトを始める人のサーバーはここ
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題て何?
結論から言いますと、2021年の10月からAndroid 7.0 以前の端末のユーザからのアクセスがなくなる可能性があることです。
細かな条件などはありますが、サイト運営者の立場から言えば、この可能性が一番痛いのではないでしょうか。
元の話は Let’s Encryptのサイトのココ に記載されていいます。
ただ、英語で書かれているのでなかなか厳しいかと思います。(※すくなくとも自分は無理でした…)
そこで、レンタルサーバー会社のブログを引用させてもらいます。
Android 7.1.1以降であれば「ISRG Root X1」を利用できますが、現在でも実に34%のAndroid端末はそれ以前のバージョンであるため利用できません。これらの端末はLet’s Encryptを利用しているWebサイトにアクセスできなくなる可能性があります。
さくらインターより
その前段階でも色々問題があるようですが、それは、レンタルサーバー側でもある程度の対応はしてくれているようです。
ただ、レンタルサーバーにおまかせでは、2020年10月以降、無料SSLにLet’s Encryptを使っている人は閲覧の一部をあきらめる必要がありそうです。
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題はレンタルサーバーにどう関係するの
サイトを運営するほとんどの人は、レンタルサーバーの無料SSLの設定を利用しているかと思います。
特にこのサイトの想定読者であるサイト作成未経験者の方や、初心者の人はSSL証明書の取得の問題や設定の煩雑さからも、レンタルサーバーが提供している無料SSLの利用がおすすめです。
各レンタルサーバーがどのような無料SSL証明書を提供しているか気になりませんか。
おススメのレンタルサーバーとしてよく名前が挙がってくるところを中心に調べてみました。
それが次の表になります。
2020年11月16日現在、無料SSLがLet’s Encryptの主要なレンタルサーバーは以下の通りです。
mixhost | COMODO |
XSERVER | Let’s Encrypt |
ConohaWing | Let’s Encrypt |
ロリポップ | Let’s Encrypt |
お名前 | Let’s Encrypt |
さくらインターネット
| Let’s Encrypt |
コアサーバー | Let’s Encrypt |
heteml | Let’s Encrypt |
Colorfulbox | COMODO |
この表から、いろいろなサイトでおススメサーバーとして出ているサーバーのほとんどが、Let’s Encryptを利用していることがわかるかと思います。
調査したレンタルサーバー会社のうち、Let’s Encrypt以外の無料SSLを提供しているのはmixhostとColorfulboxのみでした。
Let’s Encryptで無料SSLを提供しているレンタルサーバーを利用している人はどうすれば良いか。
これからレンタルサーバーを借りる場合はどうすれば良いか。
それを、この後に説明していきます。
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題を回避するには
この問題の回避方法は何通りかあります。
ただし、これからレンタルサーバーを借りる人とすでにレンタルサーバーを借りている人で対応が違うので、別々に紹介します。
今からレンタルサーバーを借りるひと
これからレンタルサーバーを準備する人は、おススメレンタルサーバー会社のmixhostかcolorfulboxでレンタルサーバーを借りれば、この問題を簡単に回避できます。
またそれ以外でも無料sslがLet’s Encryptでないレンタルサーバーで借りれば、何もしなくても問題を回避することができます。
ただ、それ以外のレンタルサーバー会社でおススメできるところは探すことができなかったので、自分で探す必要があります。
その場合は初心者や未経験者は厳しいのではないでしょうか。
すでにレンタルサーバーを借りているひと
すでにレンタルサーバーを借りて、そのレンタルサーバーの無料SSLがLet’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)の人の対応は2種類あります
- 有料でSSL証明書を取得する
- レンタルサーバーを変える
この方法の内、どちらも料金が発生する上に、それなりに作業が発生します。
ただ、どちらかを選ぶとしたら、有料SSL証明書の取得をおススメします。
有料SSL証明書はレンタルサーバーから直接取得する方法があるので、設定もわかりやすいです。また、それほどの料金はかからず、年間1000円程度で対応できます。
ただし、有料SSLの取得は、やみくもに取得すると落とし穴があるので気をつけてください。
サファリでサイトをみている人からの閲覧がなくなる可能性があります。
また、購入、設定等はレンタルサーバー側でできる場合と、自分で設定する場合があり、結構煩雑な場合もあります。
次にレンタルサーバーの移設です。
無料sslがLet’s Encryptでないところに移るのも一つの手です。先ほど紹介したmixhostやcolorfulboxに移設するのも手です。
ただ、こちらも結構難しいです。しっかりと準備してから作業を行ってください。
最後に番外編として、アクセスしてもらうのをあきらめるという選択肢もあります。
これは、その人のスタンスですので、何ともいえません。
ただ、有料のSSLの取得と設定や、無料SSLがLet’s Encrypt以外のレンタルサーバーに移るより良いと判断するのなら、この選択も有りかと思います。
Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)問題を回避する結論とまとめ
- 今からレンタルサーバーを借りるなら、mixhostかcolorfulbox
- レンタルサーバーを借りてしまっているなら、有料SSLの取得と設定
- 他のレンタルサーバーへの移動
- それも無理なら潔くあきらめる
潔くあきらめるはないかと思いますが、これからレンタルサーバーを借りるのでしたら、mixhostかcolorfulboxでよいのではないでしょうか